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技術が経済のパイをひろげるって話 その2

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アメブロアーカイブ, 政治・経済

ちょっと話が横道にそれるが、農耕の発明とともに人間界に新たな制度が生まれた。一夫一妻制の結婚制度である。

それは子供を作り、その子供に土地を継がせる必要があったからだ。農業にちょっとでも触れたことがある人は分かると思うが、田畑は一年耕すのをやめると、雑草が生い茂り、もとの農地に戻すのに、大変な労力をかけなければいけない。なので、子供に親が生きているうちから農耕技術の継承と土地の継承を行い、食糧の確保をせねばならなかった。そのために、基本的には誰でも結婚して子供を作れるようにしたわけだ。

動物の本能的に言えば、一夫一妻制ってのは普通ではない制度なわけで、今でも農耕メインでない国では一夫多妻制が制度として存続しているように、農耕と一夫一妻制の結婚制度は密接に関連しあっているといえるだろう。

でもたとえば現代日本では、人口の9割が農業ではない産業に従事しているわけで、子供に土地を継がせる必要もないのに、一夫一妻制の結婚制度があたりまえのように存続しているのは、つい100年前まで、ほとんどが農民であったことに起因するのだろう。それ以前は一部の武士など特権階級にのみ、一夫多妻制が行われていたのだから。

まあ、なにが言いたいか、といえば、現代日本であれば、一夫多妻制でも一妻多夫制でも、なんでもありなのではないか、ということと、道徳とか倫理とかいうあうまいなものでなく、法で決められている制度にしたって、大して長い歴史はないってことです。それが定められている現在は絶対的なものだと思いがちだけどね。

だって戦前の日本には、姦通罪(妻が浮気したら、その浮気相手とともに、刑事罰!をくらう)なんてものもあったわけだし、イスラム世界にはまだあるし。

余談:大野病院事件

ですが、私は故意でない医療事故に刑事罰をもちこむのは反対。逮捕された当事者は相当つらいと思うよ。普通の仕事をしてたのに、いきなり拘留23日とかでしょ。。。あと、航空機事故の刑事罰適用にしてもそう。こんかいは無罪判決になりましたが、かりに検察控訴すれば、判決逆転の可能性もあるし、現場は相当萎縮してるでしょうね。これからも当局がこんな方針でいけば、産科医のなり手は間違いなく少なくなるね。あまり締め付けを厳しくしすぎると、どこかで不満が爆発しそう。

追記:ついつい長くなってしまいましたが、多くの人は逮捕されたり刑事罰を課されることとは無縁だと思っているので、あまり法律改正や新設などに無頓着なんだと思いますが、一度当事者になってみると、相当気になりますね。自分で自分の首を締めるような法律改正(改悪?)を容認している人が多すぎる気がします。取り締まる側の当局の権力がかなり増大してきている印象です。

たとえば、ネット掲示板で冗談みたいな殺害予告をして逮捕されたりとか。これはネットを規制するための序曲のような感じですね。