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ホリエモンWITH 技術も教育も真っ直ぐで!ミリ波を操り世界最速のデータ通信を実現、「デジタルのためのアナログ」を熟知する男 東京工業大学教授・松澤 昭 後編

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「もうハードの開発にコストが掛かる時代ではなくなった」。夢は真っ直ぐ、ホリエモンと松澤教授の宇宙開拓論。

堀江 先生やってる分野でなんかできないかなと。今、宇宙空間からデジタルで高画質、高容量のデータを地上に送りたいというニーズがあるんですけど、汎用品がないので作らないといけない。今は一つ一つテーラーメイドで作っていたりしてすごくコストが高いんです。

松澤 医療の世界もそうですよね。医療関係のカプセル型のセンサーの開発にちょっと関係したことがあって、その時「なんでこんなものが400万するの?」って思ったことがあったんです。僕だったら4000円で作れるって(笑)。

堀江 それ何に使うセンサーだったんですか?

松澤 僕がちょっと関係したのは、膀胱の圧力を無線で計る装置の開発ですね。それに関係する医療機器で「それいくらするんですか?」って聞いたら「400万」と。なんでこれがそんなにするんだろうって(笑)。もちろん大量生産しないというあるけど、医療もだいたい強者は決まってる特殊な世界で。だからやたら高いという。

堀江 僕、そういうのをスマートフォンの部品とかでやりたいんですよね。なんか専用のOSとか専用のチップでやる必要あるのかなって。例えば、超音波測定器とか、超音波のブルーブだけを先っぽにつけたりすればいいし。

松澤 なるほどね。今はほぼPCベースの周辺機器という形だけれども、スマホベースのいろんな周辺機器っていうのはあり得ますよね。

堀江 例えば、自分の子どもを「おー、動いてる、動いてる」って見れる超音波の装置あったら、妊婦さんとかすごく欲しがったりしますよね。

松澤 そういう時代が来るでしょうね。

堀江 テレメトリー系は汎用のチップを使ってソフトウェア技術である程度構成してあげると、相当コストダウンするんじゃないかなって。例えば、リングレーザージャイロ使ってる部分とか。ロケットなんで冗長性考えて組むからもっとコストが下がる可能性がありますし。

松澤 そうですね。似たような話で、以前宇宙関係の電子機器を開発している会社が僕のとこ来て「人工衛星の無線システムをちょっとレビューしてくれ」って頼まれたんですよ。それで、回路見たらひどいの。外に出ないから甘々のスペックなんです。「これもっと電力落とせますよ」って言ったんだけども…。

堀江 今のプログラミングの世界なんかまさにそうですね。僕らがやってた頃に比べると、甘々の世界になってます。例えばデータの格納の仕方とか、レコードのキーバリューペアのデータを作るとしてもキーにものすごい文字列を入れてたりってのが普通にあるんですよ。

松澤 それって、理由あるんですか?

 

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松澤昭(Akira Matsuzawa)
1978年 東北大学大学院 工学研究科電子工学専攻 修士課程終了。同年松下電器産業に入社。  以来、半導体研究所、中央研究所、半導体研究センター、 半導体開発本部などで、超高速A/D変換器、液晶ドライバー、 DVD用デジタルリードチャネル、機能イメージセンサー、微細CMOSなどのデバイス開発、ローパワー回路技術の開発、SRAM、I/Oセルなどのデジタルライブラリ技術の開発などに従事。  ・工学博士(’97,東北大学)  ・1998年より 半導体先行開発センターGM(部長職)  ・IEEE Fellow(`02)  ・2003年4月より東京工業大学・大学院理工学研究科・電子物理工学専攻 教授。

Photograph=柚木大介  Text/Edit=伊藤龍介 Transcription=logo-01