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ホリエモンWITH Antenna 杉本哲哉が語るキュレーションアプリの未来とは!? 前編 2/3

ホリエモンWITH 堀江貴文 杉本哲哉

ローカルCMに見るバイラルメディアの力

堀江 多分今、日本で一番金がかかってるのって、テレビCMですよね。テレビCMの現場だけは、いまだにお弁当が豪華だし、ケータリングもすごい。

杉本 堀江さん、最近コマーシャル出てたっけ?

堀江 いや、最近お蔵入りになった某社のCMがあって。ちゃんと花とか用意されてますもんね。

杉本 ほんとに?

堀江 はい。今、映像制作でそんなことが出来る現場はないですね。CMだけはいい機材使ってるし。

杉本 じゃぶじゃぶですよね。

堀江 いまだにじゃぶじゃぶですね。だから、コンテンツとしてテレビCMは一番よくできてるんですよね。

杉本 クリエイティブいいですよね。

堀江 ただ、テレビCMの作り方もバイラルメディアをすごく意識するようにはなってきてるとは思いますけどね。例えば、東北のほうのピアノ教室のテレビCMとかまさにそれで、盛岡かなんかの泣けるCMでお父さんが、お母さんが亡くなって娘の結婚式に出るのに、ピアノを習って最後披露宴で演奏するっていうのなんですけど、泣けるCMで、バイラルで100万再生とか超えちゃって。

杉本 へえ。見てみたい。

堀江 Antennaにも出てたんじゃないかな、多分。Antennaで知ったんだと思います。

杉本 やべえ(笑)

堀江 映像制作で地元のテレビ局でちょっとだけ流れて。ただ、手間はものすごくかけて、地方のCMってちゃっちい作りで予算ほとんどゼロに近い状態で作ってるのがほとんどじゃないですか。それは本当にすごくよくできていて。

杉本 東北の会社なんですよね、

堀江 はい、ローカルで。だから、勿体ないっちゃ勿体ないですけど。

杉本 そのピアノの教室みたいな会社って、大手のように予算がたくさんあるわけじゃないじゃないですか。そうすると、東北だけコマーシャル打つのはギリギリ出来るかもしれないけど、やっぱり全国の人に知らせたいとかって商機がないですよね。

ホリエモンWITH 堀江貴文 杉本哲哉

堀江 ないですね。

杉本 でも結構クリエイティブ自体はいいものってあるので。ロングテールよりは大きいんだけど、そういうところに対してのマスメディアっていうのを、スマホ上で作りたいなっていうのもありますよね。

堀江 ちょっとそのCM見てくださいよ。

杉本 これずるいよ。これは結構すごいね。堀江さんも色々良く見てるよね。3分だから多分ネット用ですよね。テレビでは流せない。

堀江 そうですね。でも、それTVでも多分見ちゃいますよね。

杉本 見ちゃいますよね、これは。こういうのって現実問題、ネットがなかったら知られてないと思うので。だから、さっき僕が言ったテレビで作ってる、関わってるクリエイターの人たちとか、ライターさんとかっていうのは全部そうなんですけど、これぐらいのものって平気で作ってくる人たちっていっぱいいて、その人達の火が消えちゃったら、悲しいなとか思ってて。雑誌も読まれないからオンライン版を始めるんだけど、星の数ほどあるので、検索にもひっかかってこないし、SEOとかちゃんとやってる人もいない。そういうときに、情報の大規模小売店舗としてのモノというのが、しっかりあったらいいんじゃないかなっていうのは、まず思いましたね。

堀江 しかも最近、ブラウザも開かないですからね。

杉本 確かにそうですね。スマートフォンだとほとんどアプリ経由でウェブを使って。

堀江 だから、「ググレカス」が通用しなくなりつつあるのかなって気もしなくもないですね。

杉本 そうかもしれないですね(笑)

堀江 実際、Google Analyticsとかでトラフィックの流入経路とか見ると本当に。例えばホリエモンドットコムをAnalyticsで見ると、だいたいTwitter経由が一番多いんですよね。多分、サイトによってすごい違うと思うんですけど、うちのサイトなんかはそういうふうになってますね。えらい変わりようですよね。

杉本 Googleが、一回ブラウザの検索の根元のところは席巻してからって。

堀江 Twitter、ダイレクト、次はGoogle、Yahoo、Facebook。うちのサイトはすごく特殊だとは思うんですけど、実はGoogle検索のプレゼンスって落ちてるんじゃないかっていう。アプリ経由の流入っていうのはすごく多いですね。

杉本 Googleはこういうのやらなきゃいけないですよね、本当は自分でね。

堀江 イノベーションのジレンマなんじゃないですか。

杉本 これが現実ですよね。僕らが始めて堀江さんと会ってからちょうど1年ぐらい経ってるんですけど、あの時って、当然グノシーもスマートニュースも同じぐらいで「よーいドン」でやってたじゃないですか。今、調達競争みたいな感じになってたり、ユーザー数争いみたいな感じに、いい意味でも悪い意味でもなってるんですけど、時事ニュースをたくさん扱ったところで、そこは結構本丸のところですよね。ニュースを中心にDAUを増やしていって、メディア価値を上げていって、広告料金を上げていくっていうのって、一番最初にやったのってYahooじゃないですか。

堀江 ヤフトピですよね。

杉本 最初は検索で人集めてたんだけど、人がいっぱい来るからもっと来るようにって、ヤフトピを作っていったっていうのがYahooで、あの会社は思い起こせば15年ぐらい前にキュレーターみたいなことをやってたんですよね。

堀江 そうですね。

杉本 オークションとか増やしていったけど、基本的にはメディアじゃないですか。だから、情報のアグリゲーションっていうのは結構早くからあった考え方で、人のコンテンツ集めてお金にするとかって、Yahooが昔からやってた話で、今更あれこれ言うなよっていう話なんですよね。

堀江 そうですね。

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