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ホリエモンWITH 小さな研究室から世界へ。自立型飛行ロボットPhenoxで目指す未来とは。後編1/2

ホリエモンWITH 堀江貴文 此村領

技術の進化と制御。ロケット事業との共通点

堀江 こういった研究は一人でやってるの?

此村 もう一人、相方がいるんですけど、そいつと二人でやってます。ただ、基本的には飛行ロボットの回路の開発とか飛行ロボットの制御とかっていうのは全部僕が一人でやって、回路と主にプログラムみたいなのは一人でやってます。

堀江 ロケットやってほしいですよね。

此村 ロケット、有名ですよね。なんとなく噂は。

堀江 今、ちょうどこういう制御系をやってますよ。全然でかいですけど。

此村 どうですか?

堀江 いや、一応動きましたけど。

此村 どこ?宇宙まで行けそうですか。

堀江 宇宙は来年だな。法整備が。だから、今日本で法律を作ろうと思ってるんです。宇宙に飛ばすための法律作る前に実績積んでおかないと、変な法律作られたら嫌だなって思って。

ホリエモンWITH 堀江貴文 此村領

此村 そこらへんのロビー活動は大事だと思います。

堀江 ロビー活動しながら、既成事実を作るっていうのも大事で。要は、飛行を制限する法律はないので、航空法とかもろもろの法律さえ守っていれば文句は言われないんですよ。

此村 そうですね。東工大の方でロケットやってた人を知ってます。稲さんっていう。

堀江 稲さんが今やってます(笑)

此村 稲さん、懐かしいですね。1回だけ飲み会あったんですけど、その後「モデルロケットやってるんですよ」って言って東工大に遊びに行って。ガレージが全然東大とは違って、あそこはものづくりががっつり出来そうな環境でした。稲さん就職したって聞いたんですけど辞めちゃったんですか?

堀江 カメラ屋に就職するとか言ってたから、「ロケットやりたいのに、何でカメラ屋に行くの?」って言って。「お前はロケットやりたいのかカメラやりたいのか、どっちなんだ?」って言って。就職を内定していたのを入社式の3日ぐらい前に僕がそんな感じの事を言ってこっちにきちゃった。でも、彼が来てくれてよかったですよ。

此村 ロケットってわりと実験の試行回数が積み重ねられないじゃないですか。それがすごいきついと思います。設計の時にいくら考えていても限界があるので、とにかく飛ばしまくらないと駄目だと思うんです。

堀江 そうそう。だから、飛ばしまくる場所をまず探すのにすごい苦労して、やっと北海道の大樹町って場所で普通に実験できるようになったんです。ほんとやっとですよ。それでもまだ「人間足りないよね」みたいな話になっていて、それが今すごく問題ですよね。今、制御も無線で出来るようにしていて。ケーブリングがすごい大変なので、ケーブリングしなくていいように制御盤からリモート制御出来るように。ジンバルの試験はうまく行って。

ホリエモンWITH 堀江貴文 此村領

此村 ジンバルは飛行制御の為に?

堀江 そう。飛行制御の為に。ピッチ軸とヨー軸の制御はジンバルでやって、ガスジェットでロール制御するんですけど。今、そういった制御系の実験をずっとやっていて、結構実験するたびにお金もかかるし手間もかかるし。

此村 いやぁ、すごいですね。

堀江 でも、やってること一緒ですからね、基本的に。制御系に関して言うと。

此村 ガスだから制御の入力が難しそうですね。

堀江 ジンバルのピッチ、ヨーはモーターでやってますよ。ロールはそんなに精度いらないんですよね。だいたいロケットってロールするんですよ。何でかっていうと、タンクから渦巻いて燃料が流れ込んでくるので。無制御のやつ打ち上げていますけど、それはだいたいロールしてますね。映像見ると分かりますけど。映像見ます?

此村 見たいですね。

堀江 これがいいですね。すずかぜの。

此村 これ映像はリアルタイムで送ってるんですか?

堀江 リアルタイムでも送ってるし、HD映像は後から回収したカメラで。ロールしてるでしょ。これ無制御なので。

此村 本当だ、回ってる。

堀江 これを打ち消すぐらいのロール制御でいいので、そんなにクリティカルではない。一応、別にロールしていても行くので。むしろロールしていた方が安全、安定しているかもしれない。

此村 もうちょっと回ったほうがいいかもしれないですね。