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“リニア、満員電車対策、知能列車”…… 鉄道総研・高井秀之が語る 「最先端の鉄道システム」とは?後編1/2

ホリエモンWITH 堀江貴文 鉄道総研

<前編はコチラ>

満員電車対策。2階建て列車を実現するためには……

堀江 海外に行くとよくわかるんですけど、日本の鉄道のすごさには圧倒されますよね。

高井 そうですね。少し新幹線の宣伝をさせていただきますと、例えば、東海道新幹線の一列車あたりの遅れというのは、平均して1分もないんですよ。それも台風や雪で遅れたものも含まれているので、ふつうの日はほとんど遅れていないわけです。

堀江 この遅延のなさは異常ですよ(笑)。

高井 ヨーロッパでは「遅れが1分以下だなんてクレイジーだ」と言われます。あちらは、5分以内の遅れは統計をとっていないらしいですから(笑)。

堀江 新幹線の運行間隔ってすごいですよね。

高井 そうですね。高速鉄道が5分ごとに走っている国なんて、ほかにないですから。

堀江 僕は九州の出身なんですけど、九州新幹線もできましたもんね。

高井 よく乗っていただいているようで(笑)。

堀江 はい。新幹線は、結構、乗ってますよ。今度、北陸新幹線も乗ります。金沢と富山に行く用事があるので。

高井 私は富山県の出身なんですよ。

堀江 あ、そうなんですか?

高井 北陸新幹線は、東京から富山まで最速2時間8分で結びます。だいぶ昔のことになりますが、私が大学に入学するために東京に出てきた時は、富山から東京まで列車で6時間もかかりました(笑)。

堀江 飛行機とかなかったんですか?

高井 飛行機なんて、その時代は庶民の乗り物ではありませんでしたよ。

堀江 僕も東京に初めて出てきた時は、博多から新幹線でした。やっぱり6時間かかってました(笑)。でも、帰りは飛行機でしたね。それ以来、ずっと九州に行くのは飛行機です。東京から博多まで新幹線で行く人は、今はほとんどいないでしょうね。九州までだと、さすがに競争力はないですね。

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高井 新幹線のシェアは1割くらいじゃないでしょうか。新幹線と飛行機の利用者が半々になるのは、どのあたりですかね。広島あたりかな。

堀江 僕は、広島だと飛行機で行きますね。岡山は新幹線ですが……。

高井 ですよね。岡山までは新幹線の利用者が多いんです。だから、広島くらいになると半々なのかなと。

堀江 でも、九州新幹線ができて、すごく便利になりましたよ。熊本から博多まで約35分ですからね。

高井 この間、仕事で熊本に行ったんですが、ホテルが全然取れなくて、「じゃあ、博多にするか」っていったら、博多もホテルが満室でした(笑)。

堀江 熊本はもっと、活性化するべきですよね。新幹線ができて博多から近くなったんだから、まずは、もっといいホテルをつくるべきなんですよ。ちなみに、これから注目される鉄道技術というのは、どんなものがあるんですか?

高井 高速化に関しては、一段落した感じはありますね。

堀江 例えば、満員電車対策とか、そういうものにつながる技術はありますか? “2階建て”って言ってる人がいるじゃないですか。「ホームを2階建てにして、2階建て列車を走らせよう」みたいな(笑)。

高井 1階ホームと2階ホームを別々に作れば2階建て列車の中に階段はいらなくなりますね。

堀江 ああ、そうですね。そういうのは山手線とかでやっても良さそうな気がするんですけど……。

高井 そのような2階建て車両をつくるには、まず、建築限界を変える必要があります。現在、在来線の車幅は3m、高さは4m10cmと決められているので、2階建車両を作ったとしても、なんかギチギチの車両になってしまうんです。だから、2階建ての大きな列車が走ってもいいという独立した線区にするのであれば、2階建て車両も良いと思うんです。あと、満員電車対策ならばダイヤをいかに良くするかとか……。

堀江 そっちですか?

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