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職業に関係なく“面白い”と思った人を営業する。QREATOR AGENT 佐藤詳悟の考える 攻撃型のプロデュースとは?前編1/2

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佐藤詳悟(Shogo Sato)
QREATOR AGENT代表取締役 http://qreatoragent.jp/
1983年生まれ。東京都出身。明治大学卒業後、2005年に吉本興業入社。ナインティナインなどのマネージャーを経て、2007年からロンドンブーツ1号2号の担当プロデューサーに。『笑っていいとも!』のレギュラー獲得や、田村淳のキャスター化や田村亮のパパキャラ化などを手がける。2015年、吉本興業を退社しQREATOR AGENT(クリエーターエージェント)を設立

これまでのマネージャーの仕事は、70%がスケジュール調整だった

堀江貴文(以下、堀江) 『QREATOR AGENT』は、クリエーターさんを営業する会社なんですか?

佐藤詳悟(以下、佐藤) そうですね。ただ、クリエーターさんだけとは決めずに、「この人、面白いな!好きだ!」と思ったら、誰でも理解できる言葉で分かりやすく営業(PR)させていただこうと考えています。僕は『吉本興業』に10年ほど在籍していて、マネージャーをやっていたこともあるんですが、マネージャーの仕事って70%くらいはスケジュール調整なんですよ。仕事の依頼を受けたら「ダブルブックキングしていないか」とか、「テレビ番組の裏かぶり(同日の同時間帯に別々のテレビ番組に出演すること)をしていなか」とか、そういうことにほとんどの労力を費やしている。これは、たぶん他の芸能事務所のマネージャーさんも同じだと思います。

堀江 そうでしょうね。

佐藤 だから、スケジュール調整ばかりしているのではなく、もっと営業に力を注ぐ会社を作りたかった。100%のうちの99%を営業に費やしたい。そうすれば、ひとりで20〜30人くらいのクリエーターを担当できるはずなんです。

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堀江 なるほどね。

佐藤 例えば、『めざましテレビ』(フジテレビ系)に営業に行っても、マネージャーは担当の芸人さん数名しかプレゼンしない。それって、非効率的ですよね。だから僕らは、ひとりの担当者が全員分のクリエーターのプレゼンをしてこようと。今後は事務所に所属している方の営業のお手伝いもしたい。マネージャーの営業のお手伝いがしたいのです。

堀江 そういう仕組みって、これまでなかったんですか?

佐藤 事務所の違うタレントや文化人やフリーのクリエーターを一度にまとめて営業することは、たぶんなかったと思います。

堀江 へー。

佐藤 それに、そもそも“専属”という考え方が古いんじゃないかなと思っているんです。時代にあってないんじゃないかと。そろそろ非専属で営業やコンサルをしてくれる会社を求めている方々もいらっしゃるのではないかと。

堀江 僕なんかもよくタレントさんから、「この仕事をやりたいけれども事務所がやらせてくれないんですよ」っていう悩みを聞いたりする。だから、タレントさんや芸人さんも“専属だといろいろ縛られる”みたいなことを感じているかもしれませんね。

佐藤 マネージャーやプロデューサーって、本来はそのタレントさんの才能や仕事を伸ばすことが目的なはずなのに、意外と逆のことをやっていることがありますよね。

堀江 タレントさん本人にとってみれば自分がすべてだけれども、事務所にとってみれば、数いるタレントのうちのひとりですからね。

佐藤 ですから、せめて営業という部分では専属という枠を取り払ってもらって、僕らがある程度まとめていければと思っているんです。それはリアルでもWEB上でもです。

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