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「面白い」から「楽しむ」へ。『NHN PlayArt』の稲積憲が挑む、スマートフォン時代のマンガサービス 後編2/2

ホリエモンWITH 堀江貴文 稲積憲

日本だけじゃなく、台湾、韓国へも広げ、グローバル化を目指す

堀江貴文(以下、堀江) 安野モヨコさんのInstagramって見たことあります? あれ、メチャクチャすごいんですよ。

稲積憲(以下、稲積) そうなんですか?

堀江 まだ、フォロワーが1万3000人くらいしかいないんですけど、簡単なイラストを描いてアップしてるんです。

稲積 へー。

堀江 なんか5分くらいで描くらしいです。でも、5分で描いたとは思えない程のレベルなんですよ。安野さんにしてみれば、ネーム(セリフなどの作品の構成)を考える必要もないし、好きな絵をサササッと描いてあげればいいだけなんです。普段はプロットを考えて、コンテを描いて、そしてクオリティを上げて仕上げていくわけじゃないですか。それに比べたら、ねえ。だから、安野さんくらいの漫画家さんになると、それが息抜きになるらしいんですよ。

稲積 そこに読者というか、フォロワーからのフィードバックがあったりするのも、いいんですかね。

堀江 そうでしょうね。僕、こういうのって面白いと思うんですよ。もし、これで1回の絵に1万くらいの“いいね”がつくと、グローバルに影響が出てくると思うんです。僕、comicoに期待しているのは、マンガのグローバル化なんです。

稲積 はい。

堀江 「日本のマンガはレベルが高い」って世界から言われていますけれど、それはアニメなんですよ。アニメに比べたら、マンガの単行本はあまり売れていない。それは、流通網がなかったりとか、いろいろな問題があると思うんですけど、comicoだったら、それがやれるのかなって。

ホリエモンWITH 堀江貴文 稲積憲

稲積 グローバル化というか、実は今、台湾・韓国ではサービスを公開しているんですよ。

堀江 どうですか?

稲積 台湾は、これからマーケットを作っていくっていう感じですね。今、80タイトルくらい出しているんですが、そのうちの60くらいは日本の作品を持っていって、残りの20くらいを台湾の漫画家さんに描いてもらってます。人気ランキングは、日本のランキングに似ているんですけど、やっぱり、台湾の漫画家さんの描いた作品が台湾ではウケるんですよね。ですから、ユニバーサルにウケるものとローカルにウケるものがあって、それを試行錯誤しながら見極めているという段階です。韓国は、そもそもウェブコミックが盛んな国なので、台湾よりも早いペースでユーザーが拡大しています。

堀江 台湾で『孤独のグルメ』とかがウケてるらしいですよ。今度ドラマも始まるそうです。

稲積 日本の作品が台湾でドラマ化されることは多いみたいですね。

堀江 アラビア語のマンガもいいらしいですよ。アラビア語のマンガは今のところないようなので、翻訳してリリースするみたいな……。

稲積 アラビア語ですか。ちょっと、その発想はなかったですね。

堀江 だから、メジャー作品にしても、そういうマンガをマイナーな地域というか、これまでマーケットがなかった地域に持っていけば、まだまだ広がる可能性があるんですよね。

稲積 面白そうですね。

堀江 僕はcomicoやマンガボックスがワーッって伸びてきた時に、「マンガの未来は明るいな」と思ったんですよ。これはグローバルでいけるんじゃないかって。ゲームだけじゃなくて、マンガもwebアプリで楽しく読んでもらえてるっていうのは、すごい可能性なんですよ。

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Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保