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「世界中に日本好きを増やしたい」i.ntere.st(インタレスト)高瀬大輔が考える アニメ・マンガ画像・投稿共有サービスの世界戦略とは?後編2/2

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マンガの次は観光地の投稿・共有でインバウンドを狙う

堀江 今後はどうなっていくんですか? 例えば、東京オタクモードと同じような感じでカルチャー情報を発信したりするんですか?

高瀬 いまお話しした翻訳がまさにそうですが、インタレストが、そのユーザーコミュニティによって、いわゆる「ローカライズ」を行って、結果として、日本のコンテンツのディストリビューションプラットフォームの役割を担えればいいなと思っています。このままYouTubeに美味しいとこ、全部もっていかれるんじゃなくて。それから、去年の秋くらいから「#off(#オフ)」という旅行系のサービスを始めました。“世界中に日本好きを増やす”というのが会社としてのミッションでして、東京や京都などの街の情報を海外のユーザーさんに提供して、インバウンドにつながればと思っています。スポット数でいうと、今、1万3000カ所くらいでまだまだなんですが、一応、日本のメジャースポットは押さえてあります。

堀江 そうですね。これ、CGM(コンシューマジェネレイテッドメディア、消費者が作っていくメディア)ですか?

高瀬 はい。CGMではあるんですけど、やはり画像だけでなくテキストも重要になってくるので、いまは運営サイドがコンテンツを用意しています。当初は、ユーザーさんがコンテンツをあげて、それを見ながら他のユーザーさんが旅行をプラニングするという想定をしていたんです。ただ、ユーザーさんにコンテンツを上げてもらうというハードルは、なかなか高くて。

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堀江 そうでしょうね。

高瀬 今だと、まだガイドブックにも載っていそうな、ありがちな画像が多いんですよ。でも、僕はもっとライトな感じの画像にしたいと思っていて……。もうすぐ、インスタ(Instagram)からも簡単にあげられるようになります。

堀江 何かリワード的なことはやっているんですか?

高瀬 いや、まだやっていません。ですから、今後、そのハードルを下げるための仕組みをいろいろと考えていこうと思っています。

堀江 同じようなサービスを『cookpad(クックパッド)』もやってますよね。

高瀬 そうですね。

堀江 たしか……『Holiday(ホリデー)』(おでかけプラン作成・共有サービス)でしたっけ?

高瀬 ええ。同じようなこと考えてるやつ、やっぱいるよなぁって社内でも話してました(笑)。プロダクトは「さすが、クックバッドさん!」という印象なんですが、これは推測ですけど、僕らと同じような課題を抱えているんじゃないかなと思います。

堀江 でしょうね。うちも『テリヤキ』(おいしいお店が探せるグルメキュレーションサービス)をやっているんですけど、同じような悩みがありますから。でも、インバウンドはこれからですよ。

高瀬 この「#オフ」のプロデューサーって、以前、『百度(バイドゥ)』にいたんです。また、今春に入社した中国からの留学生も、まあ彼はインタレストがやりたくて入ってきたんですけど(笑)、日本に留学してくる前は『百度(バイドゥ)』で働いていたようで、とにかく最大のインバウンド需要が見込まれる中国マーケットに積極的に絡ませていただきたいと考えています。

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堀江 なるほど。

高瀬 インタレストもTwitterやFacebook、Google+というような、世界中で使われているソーシャルサービスのアカウントでログインするんですが、ご存知の通り、中国ではこの3つのサービスは使えないので、今後、中国マーケットにどう対応していくかは、会社の最重要課題でして。

堀江 ゆくゆくは、さっきのボーナスのように企業とのコンテンツのコラボとかを考えているんですか?

 

 

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Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保