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ホリエモンWITH 世界から注目されるサムライ・ギタリスト MIYAVIが語るミュージシャンの未来 その3

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海外ツアーは儲からない。でも、行き続けることが大切

堀江 商売的にはどうなの?

MIYAVI 儲からん(笑)。

堀江 儲からないんだ(笑)。

MIYAVI だから、みんな一度は海外に行くんだけど、続かないんだよね。そして、続かないから拡張性もなくなる。日本だってそうじゃん。たとえば、「マーカス・ミラーが5年ぶりに来ました」って言われても、その間の情報がないとなかなかつらいでしょ。5年も情報がないと、やっぱりファンの人も熱とか冷めるでしょ。だから、一度、海外に出たら行き続けないといけない。で、行き続けるためには、ちゃんと収支も考えなきゃいけない。

堀江 収支とか考えてるんだ!?

MIYAVI 考えてるよ!昔は、ベース、ドラム、和太鼓、DJ、タップダンサー、ラッパーとか連れて海外に行ってたの。でも、それだと勝負できないってことがわかったんだよね。たとえば、海外のフェスティバルなんかだと、同じくらいの集客がある場合やっぱりローカル・アーティストたちを呼ぶよね。経費がかからないから。で、そういう人たちと俺らが勝負するには、だったらこちらは赤字でも行くか、経費がかからないようにしなければいけないでしょ。すると、どれだけミニマムな構成ができるかってことが重要になってくる。俺らなんて総勢4人で行ったこともあるんだよ。俺とドラマーとツアーマネージャーとテック(機材をセッティングする人)。

堀江 すごいね、それ。大変でしょ。

MIYAVI 大変。だけど、収支を考えるとそういうふうにフットワーク軽く動ける状況も必要。もちろんそれだけが理由ではないけれど、今は俺とドラムのふたりだけで活動しているよ。

堀江 でも、儲からなくても、そんなふうに海外を周ってると楽しいでしょ。

MIYAVI うん。でももっとオフがあればね(笑)

堀江 オフないんだ。

MIYAVI 4日連続公演とか6日連続公演とかやることがあるからね。

堀江 (ツアースケジュールを見ながら)3月14日フランス、15日イギリス、16日フィンランド……って、すごいね。

MIYAVI だから、楽しいかって聞かれたら、そりゃあ、各地のファンの人たちとの出会いがあるし、パワーももらえるから、楽しい。でも、体力的にはやっぱりきついよね。4日連続公演とかだと、イギリスにいようが、フランスにいようが同じだし(笑)

堀江 大変だ。

MIYAVI 南米なんか正直、衛生環境とかもあまり良くないんだよ。だから、スタッフとか、下痢しちゃって、ライブが始まる前にオムツつけたりとか(笑)

堀江 いやいやいや(笑)。

MIYAVI あと、イタリアとか的屋が100軒くらい並んでても、会場のほうからは何も言えなかったりね。あるじゃん、そういう力関係。

堀江 地元にはね。

MIYAVI それで、スタッフにどんなの売ってるか見に行かせたら、俺らが売ってるオフィシャルのTシャツはモノトーンなんだけど、的屋のほうはカラーでクオリティが高いの(笑)

堀江 どっちがオフィシャルかわからなくなってる(笑)。