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ホリエモンWITH ジェスチャーでデバイスを操る。「Leap Motion」米LEAP社CEO マイケル・バックワルドの目指す未来 その2

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堀江 「Leap Motion」の技術のコアはハードウェアよりソフトウェアにあると聞いたんですけど、その辺のことをちょっとお聞きしたいんですけど。

マイケル氏 我々はソフトウェア会社だと思っております。もちろんハードウェアも販売しますけれども、そのハードウェアというのは非常にコモディティ的なセンサー的な普通の部品からできています。マジックはソフトウェアのアルゴリズムにありまして、ラップトップであろうと車であろうと、ソフトウェアが全てです。簡単な動画を使って、それを非常に正確に自分の手とか指の動きを反映できるようになっています。

堀江 今、赤外線のLED3つとカメラ2つ、てなってるみたいな話を聞いたんですけど、赤外線じゃなくてもできるってことですか? むしろ赤外線を使っている理由って何なんですか?

マイケル氏 赤外線でなくても、普通の可視光でもどんな光でもできます。問題はですね、今ウェブカメラを搭載したものがあまり多くないということで、どんなに安くても小さくてもいいので、何らかのセンサーは入っている必要があります。センサーの会社と協業して、できるだけセンサーを小さくしたり、カメラも ウェブカムということでもっと使い勝手のいいものにしたいと思っております。

堀江 じゃあ例えば今のカメラだとまだ「Leap Motion」のソフトウェアは動かせない感じなんですか?

マイケル氏 すごくいいご質問だと思います。複雑なことではなく非常に小さなことなのですが、例えば現在既存の携帯などに付いているカメラですと、まだライトを正確にコントロールできないというような、本当に些細な事が障害になることがあります。ですからセンサー会社がちょっと協力してくれれば簡単に、おそらくコストもかからず修正できるような事なんですが、そんな小さなこともまだできていなくて、我々のソフトウェアが上手くいかないという事が多くあるのです。

堀江 たとえば、i-Phoneに「Leap Motion」のシステムがのるって事はありうるんですか?(笑)

マイケル氏 Apple側で、我々が言ったような形の最適化されたセンサーを入れてくださって、我々の方で簡単にiOSのソフトウェアのアルゴリズムを作ればそれは可能です。私たちの長所としてひとつは、プラットフォーム対応が非常にフレキシビリティーが高いという事で、あるフォームファクターから、たとえばラップトップからタブレットまで、そういったフォームファクターの変更が非常に簡単にできることです。

堀江 なんかAndroidを使ってるメーカーはやりそうな気もするんですけど、Appleは……やりますかね?(笑)

マイケル氏 それを言うのは難しいですね。我々は、ただ単にコンポーネントとして入ればそれで満足ということではなくてですね、どんどん人々に使っていただけるような形のビジビリティを持った埋め込みの方がいいと思っております。できるだけ多くのディベロッパーの方に提供できるような形で、利用者に見えるような形の埋め込みであれば、ぜひそういったパートナーへ供給してみたいと思っています。

堀江 ちょっとビジネス面についても聞きたいんですけど、「Leap Motion」の今後のマネタイズのビジネスモデルっていうのは、今は例えばハードウェアを売ったりしてますけど、App Storeみたいな、ああいうところでマネタイズしていくのか、それともサードパーティーというか、デバイスメーカーにライセンスをしていくところをメインの収益源にするのか、そういったところをちょっと聞きたかったんですけど。

マイケル氏 主なビジネスモデルとしては今後、ソフトウェアのライセンシングと考えております。それをエコシステムとして作っていきたいと考えております。我々の作ったモジュールをOEMに売ってしまうのでななくて、OEMは他のところにライセンシング料を払って使っていただくという形にしたいと思っております。App storeのような形式は、売上げの30%のコミッションがあるという事で、将来的にはもしかしたらよい収入源になるのかも知れませんけれども、今のところはディベロッパーの皆さんとの繋がりのために使うという事を考えています。

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堀江 僕、アプリストアみたいなところでさっき、指で星を消していくみたいなゲームをやったんですけど、トランスっぽい感じの音楽がなりながらやってる、そういうのを夜にバーとかで大きな画面でみんなで遊んだりしたら多分面白いなと思ったんですけど、僕は今VRに興味があって たとえば「Oculus Rift」を使って「Leap Motion」を使ったハックみたいなものを実際に見たこともあるんですけど、たとえばそのヴァーチャル・リアリティの世界に「Leap Motion」を使うと自分の手が現れたりとか、それのもっと進化系の技術とかでなんか面白くなりそうな気がするんですけど。

マイケル氏 VRというのは我々も非常に情熱を傾けているところで、最終的にそういったシナリオになっていくと思います。堀江さんもおっしゃったように、手を、スクリーン経由、ディスプレイ経由ではなくて、自分の手を見て、自分の手が他のものとインタラクションしているところを見られるということで、ファーストステップとしてはそういったものをやっているわけですけれども、今後はもうゲームだけではなくて教育や科学という分野でもそのようなVRを使ったようなものをやっていきたいと思っております。

堀江 CEOが、なんでこの「Leap Motion」の会社を立ち上げようと思ったのかを聞きたいんですけど、どういうきっかけなのかなっていう、僕もこれが発表されたときにすげーと思ったんですけど。

マイケル氏 最初は、今あるデバイスというのは何十億台ぐらいのデバイスが、十年前や二十年前のスーパーコンピューターよりももっとパワフルになっている時代なのに、まだ人々はそれを使ってE-mailとかExcelとかWordをやっているという事に怒りを感じたからなんです。もっと、そういったツールを使って、楽しくパワフルでアクセッシブルな形でコンピューターを使うことができるはずだと思ったのがきっかけです。

堀江 ありがとうございます。