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ホリエモンWITH 「献立をエンターテインメントとして提供したい!」『クックパッド』穐田誉輝が語る“食とレシピサイト”の未来とは? その2

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小学校の頃、給食の献立って楽しみだったじゃないですか。あれを家庭でできないかって思ってるんです

堀江 実は僕、2002年くらいからクックパッドユーザーなんですよ。自分でも料理をするんで、「これ、超便利じゃん」と思って、まだ、みんなが知らない頃から使ってました。

穐田 それは、ありがとうございます(笑)。

堀江 それで、クックパッドみたいに便利なものがあるのに、なんでみんな料理本を買うんだろうって不思議に思ってたんですよ。

穐田 料理の本って、1冊1000円とか2000円とかしますよね。

堀江 そうですよね。それに比べて、クックパッドのレシピって……今、160万点くらいあるんでしたっけ? それが無料で見られるじゃないですか。

穐田 はい。160万品以上あります。

堀江 無料でそれだけたくさんのレシピが見られるのに、なんで数千円も出して料理本を買う必要があるのか不思議なんですよ。

穐田 あと、プレミアム会員の方には、専門家が毎日の献立を考えたり、プロが料理のレシピを提案するサービスもあります。

堀江 知ってます、すごい便利ですよね。今、クックパッドのユーザーってどれぐらいいるんですか?

穐田 ブラウザベースで約4000万人です。

堀江 プレミアム会員は?

穐田 120万人くらい。

堀江 プレミアム会員って、月に300円とかですよね。数千円もする料理本は買うのに、クックパッドに月300円を払わないのは、明らかに非合理的行動ですよね。

穐田 今後、ひとりでも多くの人にプレミアム会員になってもらえるように、サービス強化しますよ。

堀江 僕、プレミアム会員を増やすポイントはレシピよりも献立だと思うんですよ。主婦みたいに毎日、料理を作る人って、献立を考えるのが本当に面倒くさいみたいですから。

穐田 そう。まさに今後のポイントは“毎日の献立”です。

堀江 ですよね。

穐田 献立って、エンタ―テインメントになりうると思うんです。小学校の頃とか、給食の献立をすごく楽しみにしてましたよね? 「やった! 今日はカレーライスだ」「明日はハンバーグだ!」とかって喜んだでしょ? あれを家庭内でできないだろうかと。

堀江 それ、いいですねえ。

穐田 それと、自分作りというか“どんな自分になりたいか”ということも、毎日の献立と関わってきますよね。たとえば、「少し痩せたい」とか「肌の調子を整えたい」とか、健康や美容のことって毎日の食べ物に関係しますよね。だから「今日は○○を食べた」ってきちんと記録するべきだと思うし、「明日は何を食べよう」ってしっかり予定しておくべきなんだと思うんです。その記録や予定する作業をクックパッドがサポートしてあげられたらと思っています。

堀江 どうサポートするんですか?

穐田 たとえば、料理のデータがあって、それをショッピングカートみたいなものに入れていくとか。「昨日はこのレシピの料理を食べた。今日はこれを食べた」そして「明日は、これを食べたい」とか。それなら簡単だし、なんかちょっと楽しいですよね。

堀江 そうですね。

穐田 ただ、献立って軸を決めるのがすごく難しいんですよ。ユーザーさんによって関心事が違うので。たとえば、「健康のための食事」とか「子どもが喜ぶ料理」とか「旬の材料で何か」とか、いろいろあるじゃないですか。

堀江 ……なるほど。

穐田 ちなみに、今、クックパッドを支えてくださってるユーザーさんは、「冷蔵庫等に残った食材を使って、おいしい料理を作りたい」っていう人が圧倒的に多いんです。だから、クックパッドは “あるものを使って、おいしい料理を作る”という点では、検索機能が充実していてある程度の人気があるのですが、その切り口から毎日の献立に展開するのが、なかなか難しいんです。

堀江 そうでしょうね。あと、献立でいえば、有名人が食べてる献立も知りたいですよね。

穐田 そうですね。著名人が食べてるものって気になりますよね。料理研究家が作るものだけじゃなくて、「メジャーリーガーのイチロー選手って、毎朝カレーを食べてるっていうけど、どんなカレーを食べてるんだろう?」って知りたいし、それを自分でも食べてみたいと思いますよね。

堀江 そういう要望って、絶対にあると思うんですよね。