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書評:30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由

カテゴリー:
漫画・書評
30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由
杉本 宏之
ダイヤモンド社
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本文にも帯にも私が登場しているが、後輩的経営者の杉ちゃんの本。つい最近仕事でも絡むことになったのだけど、いつもは夜の街で会って遊ぶ関係だが、リーマン・ショックの煽りを食って上場していた彼の会社が潰れた時まではそんなに親しいわけでもなかった。本文にもあるが、丁度同い年の経営者である野尻佳孝達と飲んでいた時に彼の会社が潰れたというニュースが流れてきた。酔った勢いもあったと思うが、違う理由で会社を追われていて刑事被告人の立場だった私の境遇もあって何とか励ましてやりたいと思ったのである。

会社が潰れたくらい何なんだ、と。私は民事訴訟も背負っており、今後の刑事裁判の行方次第ではすべての資産を失ってさらに膨大な負債を負ってしまうかもしれない。会社が潰れようが自己破産しようが数年もすれば復活は可能だ。私の場合は舵取りを間違えば復活すら難しいかもしれない。そしてその後収監されるかもしれない(実際、された)、そんな私に比べれば君はまだ若いし幾らでも復活のチャンスはある。過去の事はさっぱり忘れて再出発できると、私は確信していた。

果たして、彼は復活した。本書は彼のドラマチックな人生とそのチャレンジが詰まった本である。私のように大学まで、いわゆるエリートコースを歩んできてはいない彼のストーリーは多くの人の胸に刺さるだろう。