BLOG

Think Global

カテゴリー:
アメブロアーカイブ, 政治・経済

昨日旅先でNHKをみていたのだが、小型衛星ビジネスで日本がイギリスに負けているとかそういう話だった。日本の精密加工技術や電子工学技術を活かせば、追いつき、追い越せるという話。まあ、よくありがちな話なんだけど、それ自体はその通りだと思うんだが。

まあ、NHKなので「日本が、日本が」というのは良く分かる。だけど、どうなんだろう?国を挙げてとか、官民一体でとか、グローバル経済の時代にどうなんだろう?と思ったりもする。ある程度は地元経済に寄与すべきとはいえ、やはり世界の事を第一に考えて行動すべきなのではないかと。

日本市場に外資系が入ってくると、外資はハゲタカだ~みたいな論調ですぐに糾弾する人が出てくる。日本にお金が入ってきて雇用が生まれて、みたいなプラス思考の発想ではなく、日本人が貯めてきたお金が盗まれるくらいの勢いである。

インターネットがこれだけ普及して携帯電話を持つ人も世界中で急増している。日本人が裕福なことは世界中の人たちが知っているし、日本人に生まれただけで贅沢な暮らしが保障されていることも世界中の人たちはなんとなく知っているだろう。それが格差だと思っているだろうし、彼らはズルイとすら思っている人たちも多いのではないか。

だから、格差は平準化する方向に向かうだろう。派遣労働者の問題を云々言っている間に工場も資本も海外流出していくに違いない。もう止められない流れだ。だから、それを前提に動かないといけない。

「かんぽの宿」は、確かに庄原市の事例のように観光客を田舎に呼ぶことに貢献しているだろう。雇用も創出しているに違いない。だけど、それは他の地域の人たちのお金が、そこに投入された結果である。投入されたお金分の効果を上げているか、といえば、それはNOだろう。その多くは建物代に消えていき、一時的に地元建設業界が潤っただけだろう。資本は毀損していき、このままだと経営が立ち行かなくなり、雇用もできなくなる。本来ならば、継続して長期間、雇用を出来、経済波及効果も続くのが、こういった事業のはずなのに・・・。

庄原地域でも、日本地域、でも同じなんだけど、自分達の短期的な収益のことだけを求めていては、大きな流れを見失うと思う。今更鎖国を出来るわけもなく、まあブータンくらい小さな国であれば、鎖国といかないまでも、皆で助け合って国民総幸福量(GNH)を最大化しましょう!みたいな事できるんだろうが、日本はそれをやるには大きすぎる。

日本の格差なんて世界の格差からすれば、微々たるものだ。中流維持が格差是正に役立つというのであれば、それは日本だけではなく世界中で実現すべきことだ。世界が格差是正に向かって動いているんだから、日本はこれからもっと格差が拡大するんだろう。それを考慮していきていかなければ、いけない。保護主義に走っても無駄な抵抗である。下手な摩擦を起こすだけだ。

銀行は、不況で貸出先の経営が悪化すれば貸出の格付けを下げざるを得ず、自己資本比率が急激に下がる。だから貸し出せなくなる。不況で増資に応じてくれる株主も少ないので、結局公的資金注入し、貸出をできるようにするんでしょう。そうなると貸出がじゃぶじゃぶになってくるはずで、またどこかでバブルが起こるでしょうね。