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緊急投稿!LINEが株式上場に向けて具体的に動いているらしい!目標時期は今秋とか!

カテゴリー:
システム・ネット関連, 政治・経済

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LINE:東京とNYで11月にも上場、野村、モルガンSと協議

ついにLINEの上場に向けてのニュースが入ってきた。まだ確定ではないだろうが、この具体的なニュースはかなり確度が高い事を思わせる。時価総額は一兆円を超えると思われるが、フェイスブックがWhatsappを約200億ドルで買収したことを思えばもっと大きな額になる可能性は高い。ソフトバンクの買収観測すら流れたが上場という方向性を取るのは興味深い。

日本と米国の両方で上場するとされているが、これは個人的にはあまりおすすめしない。恐らく東京証券取引所メインで、米国ではADR(米国預託証券)の形で上場する形になるだろうが、二度手間でありかなりのコストを要することになるし、米国の証券関係の法令に準拠する必要があり極めて多大なコンプライアンスなどのコストを支払う必要がある。別に米国のみの上場でもいいはずだが、やはり日本で圧倒的な知名度と期待を背負っているこそ時価総額も跳ね上がるという算段があるのだろう。だったら米国上場などする必要はない。米国含め世界の投資家は東証にアクセスしてくるし、良い株だと思えば躊躇なしに買ってくる。

恐らく米国での知名度向上を狙っているのだろうが、上場しようがしまいが実はそこは大して変わらないと思う。

LINEがコロンブス作戦 スペイン語経由で米攻略

このような報道があったが、確かにスペイン本国を経由して南米スペイン語圏からヒスパニック系を通じて米国市場にもアクセスしつつあるLINE。Whatsappに水をあけられていると言われているが、私はそうは思わない。これから急速に普及していくポテンシャルはある。一つは通話をあまり重視せずメッセンジャーとしてのサーバのパフォーマンス及びテキスト以外のコミュニケーションに注力している所だ。スタンプ自体はLINEが手本にしたカカオトークが普及させたものだと思うが、米国においてもスタンプの工夫によって広く世間に受け入れられていくと思う。インスタグラムやスナップチャットが普及している通りテキスト以外のコミュニケーションが必要とされているからだ。

そういう意味でWhatsappは第一世代のメッセンジャーだ。むしろ擬似スマホともいえるブラックベリーなどで普及していた。LINEは2011年6月にサービスインした、第二世代のスマホネイティブのメッセンジャーである。それくらいサービスコンセプトが違うと思う。別に上場しようがしまいが、それは変わらないと思う。そういった意味で東証に単独上場するのがベストだと思う。

ややこしいのは親会社NAVERとの関係である。ついこないだまではNHNだった親会社がLINE+検索のNAVERとゲーム専業のハンゲームに分社した。しかし、LINEのゲーム部門の一部はシェアや委託という形でハンゲーム及び子会社が複雑に関与している。さらにLINEの兄弟とも言えるNAVERの子会社との取引も複雑に絡み合っている。

LINE大躍進の陰で複雑化する「親子関係」

上場に際してこれは私は褒められた状況ではないと思う。上場時にNAVERはかなりの額(2000億円程度か?)を売り出す事になるだろうが、その後もLINEに寄生する状況は変わらない。親子上場の状態もおそらく解消しないまま上場することになるのではないか。コーポレート・ガバナンス的におかしな状況が発生する懸念は否めない。例えば先日ソフトバンクがイー・アクセスを実質的子会社のヤフー株式会社に売却すると言って撤回した事案があったが、まさらにソフトバンクのいいように財布や法的な問題の回避に利用されているのである。こういう風に利用される可能性は高いだろう。そんな上場があっていいとは思わない。本来であれば上場前に過半数をメザニン投資をする年金基金などの巨額の資金を運用する会社に売却すべきではなかったか。

あと気になるのは経営陣や社員のストック・オプションだ。NAVERの100%子会社といっても上場に際しある程度のインセンティブは必要となってくるだろう。どういった割り当てになっているのか上場の際の目論見書がきになる所。日本の会社の場合上場してもなかなか社員が離れていくことはないので、その辺の懸念はあまりないのかもしれないが。

さて、上場後の展開だ。おそらく調達資金自体は1-2千億円程度と思われ小粒の買収はできるとは言え豊富な資金とまでは言えないだろう。株式交換を多用しての買収を考えるべきだろう。CtoCのメッセンジャー&ゲームサービスがLINEの実態であり次に来るだろう第三世代のメッセンジャーはある日突然現れてユーザをかっさらっていく。だからこそFacebookはWhatsappを買収したのだし(つまり200億ドルなんて時価総額がゼロになることを考えれば既存株主にとってもたいした希薄化ではないという論理だ)、そういう買収を進めていくべきだろう。それもグローバル規模で。果たしてそのようなハンドリングがLINEの経営陣にできるかどうか。それが上場してからの大事なポイントになるはずだ。

私の会社とサイバーエージェントの合弁会社である「7gogo」も巨額の買収オファーがあるように必死で育てとこ(笑)

さて、新刊も早速重版出来です!