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11846282 story ストーリー by hylom 応急処置用の使い捨て部品ならよいのかも 部門より headless 曰く、 NASAは23日、国際宇宙ステーション(ISS)の3Dプリンターで出力されたソケットレンチ(のラチェットハンドル)の3Dモデルデータ(.stlファイル)を公開した( NASA 3D Resources - Wrench、 NASAのニュース記事、 Slashdot )。 ISSには9月から NASAとMade In Spaceが共同開発した3Dプリンター「Zero-G Printer」が配備されている。これまでに出力されたオブジェクトは3Dプリンターと一緒に送られたデータによるものだが、このソケットレンチでは、初めて地球から送信(アップリンク)されたデータを使用している。設計はMade In Spaceのエンジニアが地球上で行い、出力テストやNASAの承認を経てデータをISSにアップリンク。Zero-G Printerを接続したノートパソコンに転送され、4時間ほどで出力は完了したという( Made In Spaceのブログ記事、 Mediumの記事、 YouTube動画 )。 このソケットレンチには可動パーツが組み込まれているが、パーツを個別に出力して組み立てるのではなく、1回の出力で完成品が出来上がるように設計されている。ただし、回転方向の切り替えはできないとのこと。なお、本体に「3 in-lb」(約0.34ニュートンメートル)と刻印されている通り、締め付けトルクは期待できないようだ。本家/.で 実際に出力してみたという ユーザーの コメント の中には、ラチェットの歯止め部分が弱く、すぐに使い物にならなくなってしまったとの報告もみられる。 このソケットレンチがISSで実際の作業に使われることはないが、地球からアップリンクされたデータを用いて必要なパーツや工具を出力できるようになれば、次回の補給ミッションを待つ必要がなくなる。これにより、宇宙での探査ミッションに新しい可能性が開かれるようになるとのことだ。

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