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記憶に残し、共感させる……。「simpleshow」吉田哲が語る 解説動画の未来とは?後編1/2

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難しいニュースでもsimpleshowなら簡単に解説できる

堀江 ビジネスとしてスケールさせる方法は、どう考えてるんですか?

吉田 パワーポイントの次の新しいプレゼンテーションツールとしては、まだ導入していない業界や国がたくさんあるので、市場は大きいと思っています。でも、その先として日本側が考えているのは消費者向けの教育コンテンツですね。ドイツでは企業向けの事業ばかりやっているんですが、日本で消費者向けの教育コンテンツの成果があげられれば、当然アジアの他の国にも広げていけるので、今後のビジネスが広がっていくと思うんです。

堀江 教育コンテンツの中でも教科書的なものは、すごく将来性があると思いますよ。一般的な教育動画は今後、無料化になる話もありますが、医学部の教育ビデオのような専門分野のものは、これからも有料課金モデルとして残っていくでしょうしね。

吉田 そうですね。あとはブランド力のある塾や予備校と一緒にsimpleshowで教材を開発するとか、そういう方向で進めて行こうと思っています。

堀江 他にも交通安全協会の交通事故をなくすためのビデオとか、薬物汚染をなくすためのビデオとか、いろいろできそうですよね。

吉田 あれ、つまらないですからね(笑)。

堀江 simpleshowって紙芝居っぽいから、絵本とかにもできそうですね。子どもは、今も昔も絵本を読むからマーケットとしては面白そうだな。

吉田 絵本は、simpleshowのベースにあるんですよ。お母さんが手で絵本をめくって、読み聞かせというお母さんのナレーションでメッセージを記憶していく。多くの国の子どもたちは、そういう経験をしてますよね。simpleshowで作った紙芝居や絵本スタイルは、ナレーションさえ変えればどこの国でも通用するものだと思っています。

堀江 ドイツでは絵本を作っていないんですか?

吉田 作ってますよ。まだシリーズ化はできていませんけど……。

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堀江 それはどういう話ですか? アンデルセン童話とか?

吉田 いや、オリジナルの物語ですね。

堀江 グリム童話とかだとありだと思いますよ。やってみるといいんじゃないですか?

吉田 たしかにそうですね。

堀江 simpleshowはテレビでも使えると思いますよ。NHKのEテレとかで、3分とか5分のミニ枠で受け入れられそうなコンテンツですよね。あとはNHK総合の『週刊こどもニュース』の解説とかにも使えそう。

吉田 ニュースにはあっていると思います。特に実写で見せられないようなものを説明するには非常に向いているんです。テレビ局のプロデューサーの方には、そういう話を持っていってるんですよ。

堀江 反応はどうですか?

吉田 悪くないです。ただ、現状は既得権益で、いろんな制作会社ががっちりガードしているので、どうやってそこに入っていけばいいかという感じです。

堀江 テレビ局のプロデューサーと組むより、制作会社と組むほうがいいんじゃないですか。「別におたくの既得権益を侵すつもりはありません」って言って、制作会社に少し利益を出して入り込む方がやりやすいと思いますよ。ニュースなら、毎日とか毎週とか使われるようになるからいいですよね。

吉田 ニュースでやれれば、「こんな難しいテーマでも、こんなにわかりやすくできるんだ」っていうことで、いい宣伝になりますしね。

堀江 池上彰よりわかりやすいと(笑)。

吉田 池上彰よりも使い回しができる(笑)。