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アドバンスデザイン 本田正が語る“データリカバリー”の未来 後編1/2

ホリエモン アドバンスデザイン 本田正 堀江貴文

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前編はコチラ

アジアの国で初めてNSAに認定された磁気データ消去装置を開発

堀江 リカバリーに関わっている技術者の方って、どんなバックグラウンドの人なんですか?

本田 うちの場合だと、本当に昔からやっているリカバリー専門の人間が多いですね。アドバンスデザインは1995年から始めたんですけど、その当時、日本でハードディスクのデータリカバリーをやっている会社はなかったんです

堀江 へー。

本田 それで、データリカバリーをやるためには外国に行って教えてもらうしかなかった。

堀江 外国には、データリカバリーの会社があったんですね。

本田 ありました。当時、アメリカとヨーロッパには約30社あったと思います。アドバンスデザインを作る前、私は友人と一緒にアンテナの製造会社を経営していて、コンピュータでアンテナの設計シミュレーションなどをやっていたんですよ。

堀江 へー。

本田 それで、そのシミュレーションをハードディスクの中に入れておいたんですけど、消えてしまった。

堀江 えー。

本田 昔のコンピュータだからスピードが遅くて、1回のシミュレーションに10時間くらいかかっていたんですよ。それこそ、夜セットしておいて、朝できあがるみたいな感じなんですが、そうして何年も貯めていたシミュレーションデータがなくなってしまったんです。それで、何とか復旧できないかと思っていたんですが、日本にはデータリカバリーの会社がなかった。

堀江 じゃあ、自分たちのニーズから今の会社を作ろうとしたわけですね。

ホリエモン アドバンスデザイン 本田正 堀江貴文

本田 そうですね。アメリカやヨーロッパには、データリカバリーのビジネスがあったので、いろいろな会社を見学に行って、その中で一番すごいと思ったカナダの会社の社長に「日本でもこういうビジネスをやりたいから教えてくれ。提携してくれ」とお願いしに行ったんです。でも、最初は梨のつぶてで全然取り合ってもらえなかった。それが、1年くらい経って突然「いいよ」という連絡をもらったんです。

堀江 そうなんですか。

本田 ええ。そうして1995年から始めたんですけど、その付き合いのあったカナダの会社が、シーゲイトがデータリカバリー事業を始める時に買収されてしまったんですよ。

堀江 じゃあ、その後の提携関係はどうなったんですか?

本田 そのままシーゲイトに移りました。

堀江 それは技術交流をしてるっていうことですか?

本田 そうですね。技術交流をしています。このような世界でもトップクラスの技術と交流することで生まれる考え方は、会社でやっている他の事業にもいい影響をあたえることにつながっています。たとえば、うちが開発した機械で『Mag Wiper』という磁気データ消去装置があるんですが、そのうちのモデルの一つが、昨年、アジアの国で初めてNSA(米国国家安全保障局)の認定をもらったんです。。

堀江 へー。

本田 それも、今回NSAを取った数ある機械の中でも、一番小さくて、一番軽くて、一番処理能力が高いんです。だから、検査した人がビックリしてました。これは、データリカバリーで世界のトップクラスの技術者と交流していることで「どうせ作るなら、世界最高のものを目指したい」という気持ちから生まれたものだと思うんです。世界最高のものを作ろうと考えている技術者とそう考えない技術者では、雲泥の差があると思います。うちの技術者は昔からリカバリー専門にやっているので、リカバリーに関しては世界最高の技術をと思っている人間が多いんだと思っています。

堀江 なるほど。

続きは3/6(金)に公開いたします。

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