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「世界中に日本好きを増やしたい」i.ntere.st(インタレスト)高瀬大輔が考える アニメ・マンガ画像・投稿共有サービスの世界戦略とは?前編1/2

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高瀬大輔(Daisuke Takase)
株式会社tattva(タットワ)Founder & CEO http://i.ntere.st
1998年慶應義塾大学卒業。株式会社ウェブマネー、コンパックコンピュータ株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、株式会社ブレイナー(現 ヤフー株式会社)等に勤務後、2011年3月10日に株式会社tattvaを設立して、代表取締役に就任。

インタレストを利用すると、アニメカードやグッズが無料でもらえる

堀江貴文(以下、堀江) 『i.ntere.st(インタレスト)』は、最初からアニメやマンガの画像のコミュニティサービスをしていたわけではないんですよね。

高瀬大輔(以下、高瀬) そうですね。もともとは“モノ”に対しての興味や関心というテーマで始めました。

堀江 モノ?

高瀬 ええ。例えば、Amazonなど大手のコマース(商品販売)サイトの商品に対して、「欲しい」とか「持っている」といった情報を提供するコミュニティサービスだったんですよ。

堀江 じゃあ、『Sumally(サマリー)』(あるユーザーが欲しいモノと、他のユーザーが持っているモノをつなげるソーシャルサービス)みたいな感じですね。

高瀬 はい、近いですね。じつは、インタレストを作った(株式会社tattvaを設立した)のは東日本大震災の前日の2011年3月10日でして……。

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堀江 すごい日ですね。

高瀬 ですから、サマリーさんよりもインタレストのほうが、じつはスタートは早かったんです(編集部注:サマリーは2011年10月スタート)。それと、よく「アメリカの『Pinterest(ピンタレスト)』(好きな画像を作成・管理できるサービス)を意識しただろう」って言われるんですけど、『楽天』さんが出資されて日本でも話題になったのが2012年でして、それまでピンタレストは日本ではほとんど知られていないサービスでしたから……。

堀江 ああ、そうですね。

高瀬 ですから、なにか他のサービスを意識したというわけではなくてですね、最初はファッションとかスイーツとかも含め、それこそコンテンツはオールカテゴリーで展開していました。サービスを開始して1年くらい経った頃でしょうか、アニメやマンガカテゴリーのアクション率(投稿を見たユーザーがコメントやクリック、シェアなどを行った割合)が飛び抜けて高くなってきて、それも海外からアクセスしているユーザーのアクション率が。そこで、サービスのナビゲーションをアニメやマンガカテゴリーで利用しやすいように対応してみたところ、その後ももちろん紆余曲折はありましたが、結果として、今では1日に約100万の画像が投稿される規模感になりました。

堀江 この“賞品(ギフト)”って何ですか?

高瀬 インタレストには、大きく分けて2つのアクションがあります。画像を投稿する「+in(プラスイン)」と、投稿された画像を自分のお気に入りのアルバムに集めていく「re+in(リ・イン)」です。これは、『tumblr』でいうリブログみたいなアクションです。こうしたユーザーさんのアクションに対してポイントを付与して、一定のポイントが貯まるとギフトを送っているんですよ。

堀江 月にどれくらいのギフトを送っているんですか?

高瀬 月間で10000件くらいですね。世界中に送っています。

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堀江 すごいなあ。どんなものを送っているんですか?

高瀬 最初はフィギュアとかを送っていたんですが、それだと梱包が大変だったり送料が高かったりするので、今はトレーディングカードやコミックスなどの梱包が比較的簡単なものを送るようにしました。

堀江 なるほど。

高瀬 海外では日本のアニメのトレーディングカードやコミックス、グッズなどが手に入りにくいようなんです。ですから、海外向けのeコマースをやられている『animate(アニメイト)』さんや『Tokyo Otaku Mode(東京オタクモード)』さんなどから、商品を購入する海外のユーザーさんが多いと思うんですけど、インタレストでは、“遊ぶことによって、カードやコミックス、グッズが無料で手に入る”ということを打ち出しています。送料もうちが負担しています。

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