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「記憶は人為的に書き換えられる」富山大学大学院教授・井ノ口馨が語る 「脳のしくみ」と「記憶」と「自我」後編4/4

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神経細胞の塊で生きている知的生命体がいる可能性はある

堀江 実は、僕は「記憶の転送」に興味があるんですよ。『マルコビッチの穴』という映画がありますよね。

(編集部注:『マルコビッチの穴』は、穴を通して他人の脳の中を出入りする映画)

井ノ口 知ってます。

堀江 あれも未来の姿のひとつなのかなと思ったんです。

井ノ口 ありえます。

堀江 あれは、100人くらいの老人が穴の中に入っていくじゃないですか。そうすると……。

井ノ口 ひとつの脳の中に入ってしまうと、100人の自我があるわけです。

堀江 あの話はすごく象徴的だったんですけれども、もしかしたら宇宙の他の星にいる知的生命体は、そういう状況になっている可能性もあるわけですよね。

井ノ口 そうですね。それに、自我だけだったら神経細胞の塊でもいいわけですから、体を持っていないかもしれないですね。

堀江 そうですよね。

井ノ口 さらに、神経細胞ではなくて他の原理で動いているかもしれない。

堀江 あー。

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Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保