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「献立をエンターテインメントとして提供したい!」『クックパッド』穐田誉輝が語る“食とレシピサイト”の未来とは? その3

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「料理レシピは動画で見たいですよね。通信やデバイス環境が良くなってきたので、これからは動画だと思います」

穐田 著名人の献立表も出したいですね。「今日は○○○を食べましょう」というアドバイス的なもののほかに、たまには「イチローカレーを試してみませんか?」なんて気分が変わりますからね。

堀江 そう考えるとクックパッドは、まだまだこれからですね。世界で成功してるレシピサービスって、クックパッドのほかにあるんですか?

穐田 企業規模でいうと、弊社が一番大きいと思いますが、世界にはいくつか成功しているレシピサービスはあります。親会社が、出版社やテレビ局のことが多いですね。

堀江 今、クックパッドはスマートフォンで使ってる人のほうが多いんでしょ?

穐田 今はスマートフォンのほうが多いですね。パソコンよりもスマホのようが向いてるんですよね。さすがに台所にパソコンを持って料理を作るっていうのは大変だから。ただ、ベストはタブレットだと思います。スマホだと、ちょっと小さいので。

堀江 僕は、結構、平気ですけどね。

穐田 そうですか? でも、レシピのテキスト部分をざーっと読んで、ポイントの部分を動画にしようと思うと、スマホサイズよりも、タブレットサイズのほうが見やすいですよね。

堀江 そう。動画なんですよ。動画で作り方を見たいんですよ。スイーツとか作るとき、動画ないときついですから。

穐田 たとえば、「卵白の角が立つぐらい泡立てて」とかと言うけれど、“角が立つ”って文字で書かれても、どれくらいだかわかりにくいですよね。

堀江 あと、僕、クロワッサンを作るときに困りましたよ。文字だけしか書いてなかったんで、“バター生地”ってなんだよって。

穐田 料理の本とかだと、知ってて当然として書いてある材料も多いですよね。それが何なのか、わからない人もいるはずなのに。

堀江 だから動画なんですよね。

穐田 それは、そう思います。料理は動画だとわかりやすいですからね。今は通信環境と端末機の環境がちょうどよくなってきたので、動画視聴のユーザーは増えると思っているんですよね。

堀江 動画は間違いないですね。すみません、なんか僕のほうが一方的にしゃべっちゃってて……。

穐田 いやいや……エンタメ分野などと比べて、料理のような生活に直接関わってくるものは、なかなかマネタイズが難しい面もあります。でも、さっきお話したように、流行から新商品を開発したり、献立をエンターテインメントや健康・美容につなげることで、少しずつ“食”というものを楽しんでもらえればとは思っています。そして、一般生活者が動画レシピに対して価値を感じて、お金を払ってもいいと思える時期にはなってると思うので、クックパットがさらに“食の楽しさ”を提供できるように頑張ります。

堀江 僕も何か手伝えることがあったら、やりますので……。本日は本当にありがとうございました。

穐田 こちらこそ、ありがとうございました。

 

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穐田誉輝 Yoshiteru Akita
クックパッド株式会社 代表執行役兼取締役
生年月日:1969年4月29日 出身校:慶應義塾大学大学院  出身地:千葉県。1993年に株式会社ジャフコへ入社、ベンチャー企業への投資•育成業務を担当。株式会社ジャックを経て、1999年独立系ベンチャーキャピタルである株式会社アイシーピーを設立、代表取締役に就任。2001年株式会社カカクコムを買収し代表取締役社長に就任。2007年7月よりクックパッド社外取締役就任、2012年5月より現職。経済産業省 新事業創出支援者会議 委員。

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Photograph=柚木大介  Edit/Text=村上隆保 Transcription=logo-01