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「健常者も乗る次世代型車椅子を作りたい!」 WHILL代表取締役・杉江 理の考える パーソナルモビリティの未来とは? 後編2/2

パーソナルモビリティは街の防犯にも役立つ

堀江 僕も会社を作ったんですよ。「Hakobot」っていうんですけど。

杉江 パーソナルモビリティの会社ですか?

堀江 いや、人が乗るやつじゃなくて、荷物を運ぶやつ。もうすぐ実証実験を始めるんですけど、それはA地点からB地点に物資を送る移動手段だけだと思っていたら、移動交番にも使えるんですよ。

杉江 おまわりさんということですか?

堀江 移動パトカーとか無人パトカーみたいな。

杉江 ヘンなやつがいたら通報するとか?

堀江 カメラでトラッキングしてクラウドにアップロードして、AIが異常を発見したらアラートを出す。もし襲われたら、そいつが犯人だってわかるし。

杉江 なるほどね。

堀江 うちとパートナーシップを組んでいる「三笠製作所」という会社が、すでにドバイに移動交番を納めているんですよ。

杉江 へー、すごいですね!

堀江 ドバイ警察のは移動交番がメインなんですけど、僕らが作る配送ロボットは、配送しながら監視をするやつです。で、ゆくゆくは人口5000人くらいの地方の特区とかで、全ルートを最適化しておけば、配送していないときはそこを巡回していればいい。そうするとパトロールにもなるから、警察の予算も使えるかなって。

杉江 確かに、人口が少ない地方の村とかだと監視カメラはないですからね。

堀江 だから、御社のパーソナルモビリティもパトロールに使えるんですよ。空港とかで巡回させておけば、不審者の監視ができるんです。

杉江 そのアイデアは、すごく面白いですね。

堀江 そういうことまで絡めるとビジネスにしやすいですよね。

杉江 そうですね。

堀江 だから、ぜひ、試作をお願いします(笑)。

 

Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保