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「アクアリウムを広めたい!」 高倉葉太が語る サンゴ飼育&研究の未来とは? 前編 2/2

海洋生物の4分の1がサンゴと関わりを持って生きている

堀江 (水槽を見ながら)サンゴってキレイですよね。この大きさ(5cmくらい)になるまで、どれくらいかかるんですか?

高倉 これは1年ぐらいですね。

堀江 1年でここまで育つんだ。

高倉 そうですね。サンゴって色がどんどん変わっていくんですよ。

堀江 へー。

高倉 サンゴって、、蛍光タンパクを持っていて、それでどんどん色が変わっていくんです。で、例えばUVライトを当てると……。

堀江 ああ、すげえ。色が変わったよ。

高倉 特定の波長に反応するんです。また、別の波長のライトをあてると、若干、色が変わる。

堀江 すごい。

高倉 サンゴは、特定の照明環境下で育ててあげると、この蛍光タンパクが増えるんです。そして、色が良くなる。

堀江 特定の照明環境下というと?

高倉 まだ、ハッキリとはわかっていないんですが、サンゴってもともと暖かくて紫外線の強い海で生きていますよね。その紫外線から身を守るために蛍光タンパク質が増えるんじゃないかと言われています。

堀江 じゃあ、色を良くするためには、紫外線を多めにあてるんだ。

高倉 多ければいいというわけではありませんが、考え方はそうですね。

堀江 超マニアックですね。

高倉 海の環境をどう再現できるかなんです。そのためにスペクトル(分光分布)の計測器を持って海に潜ってサンゴのある場所で測っている人もいて、私達もそれと同じ波長の光をLEDであてています。

堀江 大変だなあ。

高倉 サンゴって、わからないことがたくさんあるんですよ。しかも、サンゴ礁って地球の海洋面積の0.2%しかないのに、約25%(4分の1)の海洋生物がサンゴ礁と関わって生きている。サンゴ礁がなくなることは海洋生物にとって大きなダメージになるんです。だから、陸上での飼育を通してサンゴに関する研究を進めると同時に、サンゴを守る活動も必要なんです。

 

後編に続く

 

Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保