ZOZOに在庫がないのに、店舗では余ってたりするんです。
だったら、その在庫を回してほしい。
堀江 ファッション系のECサイトって、これまでにもたくさんあったじゃないですか。ZOZOTOWNが伸び出したのって、いつ頃からですか?
前澤 伸び出したというか、ZOZOTOWNにしたのが10年前ですね。その前は小さなオンラインショップを個別のドメインで、たくさん運営してたんですよ。それで、17ショップくらいに増えてきたところで、全部まとめてZOZOTOWNにしたんです。
堀江 その頃って、みんな「ZOZOTOWNって何だろう?」って思ってましたよね。
前澤 そうですね。僕らは“かっこいい洋服屋さんが集合したインターネット上の街”みたいなことをコンセプトにしてたんです。同じ原宿でも “裏原”って、表通りと比較しても最先端でかっこいい洋服を売るお店が集まってる地域っていうイメージがあるじゃないですか。それと同じようなことを考えていたんです。
堀江 へー。オンライン上でも、そうなんですか。
前澤 そうですね。そういうイメージというか、コンセプトがだいぶ大きかったと思います。
堀江 メーカーは、なんでWEARやZOZOTOWNみたいにコーディネート写真やファッションスナップ写真をあげてファッションサイトを作ったりしないんですかね。
前澤 メーカーさんは自分たちのブランドのみのコーディネートサイトをやっても、コンテンツ的に充実させるのが難しいことをわかってるんじゃないですか?
堀江 もちろん、それはそうなんですけど、もっとファッションのすそ野を広げようって思わないんですかね?
前澤 うーん、どうなんでしょうか。あとはやっぱり、ECよりも店舗が優先というのがあるんじゃないですか。ブランドさんのEC部門は、まだまだ社内では立場が弱いんですよ。ECでの売り上げって、多いところでも全体の10%くらいだと思いますし。
堀江 じゃあ、ファッション系のECって、今後、どうなって行くと思います?
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