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ホリエモンWITH トレードシフト CEO クリスチャン・ラングが語る、ビジネスプラットフォームの未来とは?後編1/2

ホリエモンWITH 堀江貴文 トレードシフト

<前編はコチラ>

ブロックチェーンに記録するデンマークの政府調達システム。

堀江 お金のやり取りは、どういうふうにするんですか?

Lanng アメリカのPayPalやInterPayment、ヨーロッパならクレジットカードや電子決済など、様々な支払いサービスにトレードシフトのプラグインを入れています。会社間の取引が全て把握できるので、今後、トレードシフトクレジットのようなサービスも提供できたら面白いと思っています。

堀江 消し込みとかをできるように。

Lanng トレードシフトにはカレンシークラウドという便利なアプリも入っていて、小さい会社でも、外貨建ての請求書の支払いが簡単にできます。

堀江 すごい。今トレードシフトのユーザーは、どこの国が多いですか?

Lanng ヨーロッパでサービスを始めたので、ユーザーの3割前後はヨーロッパです。アメリカではマーケットが大きいだけに急成長していて、インドネシア、インド、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア、ラテンアメリカでも伸びています。今後1〜2年で東南アジアではヨーロッパと同じくらいのユーザーを獲得できると思います。

堀江 どういう会社が使っているんですか?

Lanng 今、DHLなど、大きな顧客との契約が済んだところです。他にもいろいろな会社で使われています。日本にも数千のユーザーがいます。すばらしいことに、請求書はバイラルなプロセスなので、トレードシフトのクライアントが次のクライアントを連れてきてくれるのです。ある会社がトレードシフトを導入して請求書を発行すると、それを受け取った取引先もトレードシフトを導入して、というように広がっていくので、スタートして半年で100カ国、現在は190カ国、世界中のほとんどの国にトレードシフトのユーザーがいます。

堀江 すごい勢いでバイラルしていっているということですね。最終的にはお金のやり取りも、かなりの部分がトレードシフト上で行われるようになるんじゃないですか?

Lanng そうなりますね。ビットコインやトレードシフトのような新しいテクノロジーを使えば、効率的な送金ができるようになります。ビットコインが一人勝ちするモデルとなるかどうかは分かりませんが、ビットコインのアーキテクチャーは契約、為替、支払いなど多くの領域に適用できると思います。

ホリエモンWITH 堀江貴文 トレードシフト

堀江 エセリウムという概念があって、それが、今おっしゃったアーキテクチャーですよね。ビットコインは、ブロックチェーンと公開鍵暗号方式いうテクノロジーがコアになって、暗号通貨といわれているので、公開鍵の仕組みを使って、お金の情報を送っているわけですよ。ビットコインのウォレットというのは秘密鍵と公開鍵の組み合わせなので、それぞれのウォレットのやり取りをブロックチェーンという台帳に記録して、それを世界中のノードが共有してるんですよ。それがビットコインの実態、つまり、世界中の全ての取引履歴が追加されてる、一番長いブロックチェーンを信用するっていう流れなんだけど、要はその暗号鍵を通貨として使っているわけだけど、契約書とか、そういったものにも、その仕組みが使えるんじゃないか、ということなんですよね。

Lanng その通りです。ビットコインは二者間の取引を認証します。2007年にデンマーク政府のために作ったシステム、トレードシフトの前身「イージートレード」は、発注、請求書など全ての取引をピアツーピアのブロックチェーンで記録していました。ビットコインと違い、ブロックチェーンは中央サーバーにあって政府が認証しています。でも全体的なモデルはビットコインとよく似ています。ビットコインのテクノロジーを様々な分野に使えば、それはビジネスの現場にとっても革命的だと思います。

堀江 それはすごいですね。今でもそれは使われてるんですか?

Lanng はい。デンマークの95%の会社が使っています。

堀江 そうなんだ。それが、あのデンマークの政府調達システムなんですね

Lanng 例えば私が請求書を送ったら、相手が請求書を受け取ったという認証が必要です。二者間の全ての取引がビットコインと同様のブロックチェーンに記録されて、それが認証となります。

堀江 ブロックチェーンの仕組みを、センターサーバーでやっていたということですね?

Lanng そうです。

堀江 だから、ビットコインの仕組みってすごく面白いですね。トレードシフト上でも、ビットコインも扱えるようにするんですよね多分。

Lanng はい、そうしたいです。できるだけ早く。