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ホリエモンWITH ロケーションベース“LIVE”SNS「Spectee」 村上建治郎が目指す新しいニュースの形 前編1/2

ホリエモンWITH 堀江貴文 村上建治郎

村上建治郎(Kenjiro Murakami)
http://www.euclidlabs.net
ソニー系インターネットコンテンツ配信会社にて、オンラインゲームの企画・マーケティングなどを担当。2007年にシスコシステムズに転職し、パートナービジネスの構築などに携わる。2012年に位置情報コミュニケーション・サービスを開発するユークリッドラボ株式会社を創業。

試行錯誤の中で生まれた思わぬ副産物「Spectee」

堀江貴文(以下、堀江) Specteeではビッグデータの解析みたいなのもやられてるんですか?

村上建治郎(以下、村上) 基本はそうですね。そこまで解析というほどではないんですけど、Twitterをメインに、今はInstagramも少し始めてるんですけど、情報を収集してロケーションごとに1回整理して、何かこんなことが盛り上がってるとか、こんな事件が起きてますっていうのを、テキストなどを介して見てる。そんな感じなんですね。

堀江 へぇ。

村上 ユーザーがTwitterなどソーシャルで発信してる情報の中で、よりニュース性のありそうなものを拾って配信してるというものですね。サーバー側のエンジンの方で1回フィルターかけて、いらないものを落としたりしながら出してると。ある程度ここのキーワードがあるっていうのを選んでるので、そこまで解析っていうほど解析はしてない感じです。

堀江 あ、そうなんですか。

村上 そうですね。現状でいうと、ある程度反応だとかをとって、これは重要なんだなっていうのを判断しながら、あとはテキストを読んで、そのワードの中からニュース性があるとかないとかっていうのを判断して、情報を配信してくというのが僕らのサービスなんですね。みんなスマホを持って、何か起きたらワーッと写真撮ってあげるじゃないですか。それを拾っていきましょうと。それぞれのロケーションのベースになってるのはジオタグだったりするんですけど、それを拾って速報性のあるものに。メディアの情報ってどうしてもワンテンポ遅れちゃうじゃないですか。FacebookとかTwitterのぞいてる人の方が何か起きた時って、速いんですよね。なので、それをどんどん自動的に拾っていく。

堀江 なるほど。

村上 基本はタイムラインで動いてるので、いろんな情報が混ざってはきちゃうんですけど。

堀江 これの使い方っていうか使われ方というのは、どういうふうなことを想定されてるんですか。ニュースアプリみたいな感じで使われるのか。

ホリエモンWITH 堀江貴文 村上建治郎

村上 例えば報道にしても記者さんとかが情報を取るときにSpecteeを眺めていればとりあえず何か起きたっていうのがわかるので、そこから先、見た瞬間、見た後に取材にかけつけるとか、そういう動きが取れるんじゃないかなとか、いろいろ工夫をしながらやっています。もともと僕らがスタートしたのって、ロケーションベースのSNSを作ろうと思ってスタートしたんですよね。SNSを2013年にリリースして、名前もちょっと違ったんですけど、ロケーションベースのSNSで、この周辺の人たちがつながりますっていう。半径何キロって切って、切った範囲内の人たちがつながってコミュニケーションできますみたいなサービスでスタートしたんですけど、やはりコンテンツがないと人は集まらなくて。

堀江 つまんない。

村上 何も投稿がないとか、あっても3日前っていうような感じになってると、何か面白みがないですね。これをどうやって乗り越えようかなっていうのがあって、イベント開いて盛り上げてみたりとかいろいろやってみたんですけど、その瞬間は盛り上がるんですけど、また使われなくなっちゃうみたいなのがあって。じゃあとりあえずTwitterなどですでに情報って世の中にいっぱいあるんだから、それを使おうかということで。その当時はまだ1割か2割ぐらいしかGPSのための情報とか付いてなかったんですけど、最近では3割ぐらいついてるんですよね。

堀江 ジオタグが。

村上 はい。それを拾うだけでもけっこうコンテンツになるし、それを今までのロケーションSNSの中に情報として投げ込んじゃえば、とりあえずコンテンツがないという状況はクリアできるんじゃないかなと思ってそれを始めてみたんですよ。そしたら意外と見てるだけでも面白くて。

堀江 副産物みたいなものだったんですね。もともとは。

村上 そうですね。見てるだけでも何か面白いし、ちょうど去年かな、冬ぐらいですかね。渋谷で首都高が燃えたっていうニュースがあったんですね。

堀江 はいはいはい、ありましたね。

ホリエモンWITH 堀江貴文 村上建治郎

村上 あのときに渋谷の界隈でわーわー、みんなが写真撮ってツイッターにあげて、テレビのニュースもほとんど一般投稿の映像とか使って。あれが僕らのサービスの中にも上がっていて、これ、もっとこう尖らせていったら、そういうここでこんなことが起きてますっていうニュースになるんじゃないかなと。それを世界中に全部張り巡らせて、情報を取ったら、CNNみたいなことができるんじゃないかっていう、そんな発想だったんですね。

堀江 そしたらそっちがメインになっちゃったみたいな。じゃあもう、ロケーションベースのSNSはやめちゃったんですか。

村上 いったんクローズしてます。

堀江 ああ、そうなんですね。

村上 ただ、一応投稿とかフォローとかの機能は残ってるんですけど、基本的にはもうSNSっていう形ではいったんやめて、Spectee自体がSNSっぽい動きができるのでSNSと情報配信みたいなそういう切り口で今やっています。