WITH

ホリエモンWITH ロケーションベース“LIVE”SNS「Spectee」 村上建治郎が目指す新しいニュースの形 前編2/2

ホリエモンWITH 堀江貴文 村上建治郎

フィルターのない生の情報の価値。

村上 香港の学生のデモがあったときも、Specteeとテレビのニュースでは何か違うんですよね。学生の目線で撮った写真や映像があがってて、見方が全然違ってその辺がすごく面白い。この前ラジオの中でSpecteeについていろいろ議論したんです。ジャーナリズムはそうじゃない、報道は書く人が大事だみたいな話を。それはそれで僕もたしかに正しいと思うんです。報道ってそうだよねって。ただ、それって結局記者の目を通して書かれたものじゃないですか。本当の生のソースじゃないじゃないですか。

堀江 まあ、生のソースの方が面白いってことですよね。

村上 ユーザーが発信した生の情報と記者とでは、どのぐらい差があるのかってところで、生の方が面白いものっていうのが意外とけっこうあるんですよね。何も手が加えられていないものがそのままリアルに出てるっていうのは、それはそれでまた違う面白さなんじゃないかなって。これだけITがいろいろテクノロジー化されてるのに、ニュースとか報道とかって意外と何も変わってないというか。グノシーなどによって配信のところではいろいろ変わってきてるんですけど。

堀江 スマホアプリとキュレーションで僕はすごく変わってきてるなって思いますね。

村上 そうですよね。

堀江 スマホ以前って、ガラケーでニュースといったら、朝日新聞のサイトを見て、ヘッドライン程度の短いニュースしか流せなかったんですね。写真も出せない状況だったのが、スマホになって一転した。

ホリエモンWITH 堀江貴文 村上建治郎

村上 そうですね、僕らで言うと配信のところのキュレーションっていうのは、グノシーとかスマートニュース、ニューズピックスなどいろいろ出てきて、でもソースを取ってくるというところってまだまだ余地があって。結局ニュースって事件が起きて、それを誰かが取材して記事にして編集して新聞やテレビになって、ようやくユーザーに届くっていう感じになるじゃないですか。その中の配信っていう部分で、だいぶITが入り込んできて、ずいぶん流れが変わってきたので。だからその前の部分も一気に変えていけないかなっていう。

堀江 そこの流れが変わってきてるっていうところは、今までの既存のフォーマットをたぶん一転させたと思うんですよ。ヤフートピックスとかの時代は、結局枠が既存のメディア、新聞とかテレビの枠から外れてなかったんですよね。だけど、アプリになって完全にそのたががなくなった。LINEニュースのカテゴリとかにすごく象徴されていて、新聞もテレビもそうなんですけど、社会面があって政治面があって経済面があって国際面があってスポーツ欄、テレビ欄があるみたいな流れじゃないですか。だけど、スマホのニュースアプリって社会面とか政治面が異様に少ないんですよね。

村上 そうですね(笑)。

堀江 昔はたぶん他人の不幸だったり、政治だったりっていうところにすごくみんなの興味が寄ってて、逆に言うとそこしか面白いところがなかったのかもしれない。だけど今ってすごく豊かになったから、実は面白いことって山ほどあって。LINEニュースとか見てると肉フェス面白そうだなとか、見たいなとか、興味関心事が多彩になってきてて。だからタブもそうなっていて、社会面と同じレベルでグルメのカテゴリがあったりとかするっていう。みんなの興味関心がそういうところに分散されているにもかかわらず、相変わらず新聞って昔のフォーマットをずっと引きずっている。あれはだから既得権化してるからだと思うんですけど、社会部の既得権益、政治部の既得権益、それを守ろうとするがゆえに、誌面を守る。でもニュースアプリって守る必要はまったくないんですよね。僕はスマホのアプリになってこれは大きく変わったなって思うんです。その流れにすごくマッチしてるなって。

村上 だからニュースってユーザーが発信するというのが多くなってきていて、今テレビなんか見てても、ほとんどTwitterにあがったやつをそのまま使ってたりとかしてますしね。Youtubeの動画使ってたりとか、そんなのばっかりじゃないですか、結局。

堀江 ライブドアのときにニュースサイトを作っていて思ったのは、一次情報に触れられないからダメなんだみたいなことをすごく既存メディアの人たちは言うわけですよ。そこを彼らは閉めちゃったんですね。ニュースソースを提供しませんみたいな、私たちはガラケーで月300円とか500円とかとってビジネスやってますっていうノリだったんですよね。今、webのバーティカルメディアみたいなものってすごくいっぱいあるじゃないですか。例えばナタリーとか。あれはなんで誕生したかって言うと、既存メディアがニュースをくれなかったからなんですよね。自分たちでニュース作るしかないじゃんみたいな、流れの中で必要に迫られていろんなメディアができてきたんだけど、そっちの方が面白くなったというか、なんだ、結局これユーザーがニュースって作れるよね、みたいな。

ホリエモンWITH 堀江貴文 村上建治郎

この続きは1/19(月)配信のメルマガ号外で全文ご覧いただけます。登録はコチラ

Photograph/Edit/Tex=柚木大介