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「アルファ線で進行がんを抑える」 東大・児玉龍彦教授が語る、がん治療最前線 2/2後編

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進行がん治療のプラットフォームを作る

児玉 今、僕らが開発している薬は、さまざまながんをマーキングする「キューピット」というマーキング剤と、「サイキ」という治療薬です。これにアルファ線を出す物質をくっつけたい。

堀江 なるほど。

児玉 ただ、日本だとアルファ線の研究には20倍の危険率をかけなければいけないので、東大のアイソトープ総合センターで100匹くらいのネズミで実験する技術や時間があっても、1回に5匹までしかできない。

堀江 サンプルが全然、足りないわけですね。

児玉 はい。

堀江 どうするんですか?

児玉 それで、スウェーデンの研究者たちと一緒にやろうとしているんです。スウェーデンはアルファ線研究の歴史が長く、アルファ線のことをよく知っているのでムダな規制はしない。だから研究がしやすいんです。

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Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保