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2018年度内の実用化が目標。 DeNAが挑戦する“無人自動運転車” 「ロボットシャトル」とは? 前編1/2

Robot Shuttle(ロボットシャトル)
DeNAがフランスのEasyMile社から国内に導入し、2016年8月にスタートした無人自動運転車両サービス。無人運転やAIなどの先端技術を活用して、新たな交通システムを創り出す。2020年の東京五輪は、羽田空港に無人自動運転車が走る?

2020年の東京五輪は、羽田空港に無人自動運転車が走る?

堀江貴文(以下、堀江) DeNAさんが進めている無人自動運転車両「Robot Shuttle(ロボットシャトル)」は現在、いろいろなところで実証実験をしているんですよね。

DeNA担当者:隅本直輝(以下、隅本) そうですね。昨年8月には千葉市の「イオンモール幕張新都心」に隣接する豊砂公園で10日間ほど試験走行を実施しました。11月には秋田県仙北市の田沢湖畔の公道を走行しました。またNTTドコモさんと共同で5G(第五世代移動通信方式)を活用した遠隔監視のデモンストレーションを神奈川県のYRP野比にある「ドコモR&Dセンタ」で実施しました。

堀江 へー。

隅本 あと、今は九州大学内で研究や走行実験などをいろいろとやらせていただいています。

堀江 実用化はいつ頃の予定なんですか?

隅本 2018年度内を目標にしています。もし、予定通りに進めば世界で一番早い無人自動運転車の実用化になるかもしれません。

堀江 どれくらいのスピードで走れるんですか?

DeNA担当者:町野明徳(以下、町野)※注 今、九州大学のキャンパス内を走っていますが、構内の制限速度が時速30㎞なので、最終的に時速30㎞での走行を考えています。

堀江 せめてそれくらいのスピードが出ないと意味がないですもんね。

町野 そうですね。お年寄りの方が近距離を利用するだけなら時速10 ㎞くらいでもいいと思うんですが、私どもは公共施設や商業施設、工場内部や空港などでの運用を視野に入れているので時速30㎞くらいは必要かなと。

堀江 空港はありですよね。

隅本 2020年に開催される東京オリンピックの期間は、海外から羽田空港や成田空港などにたくさんの旅行者がやってくると予想されます。その時に人手不足などの問題を「増員」で解決するという方法はありますが、自動運転車でも解決できるんじゃないかと考えています。

堀江 確かに。空港の敷地内は街中のように人が自由に歩いてないですからね。

隅本 公道に比べると、空港は自動運転車を走らせやすい環境だと思います。

堀江 空港内のターミナル間などを移動するシャトルはすでに無人自動運転になっていたりしますからね。

隅本 そうですね。

※注 取材時の担当エンジニア、現在は退職

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