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2018年度内の実用化が目標。 DeNAが挑戦する“無人自動運転車” 「ロボットシャトル」とは? 後編2/2

道路やトンネルの修理はロボットが行なう

堀江 僕、この対談シリーズで「WILLER ALLIANCE(現・WILLER)」という高速路線バスの会社を取材したことがあるんです。その会社は快適に移動するためのシートなども開発しているんです。

隅本 はい。

堀江 日本の長距離輸送って航空機はJALやANAがほぼ寡占状態で、鉄道は新幹線が寡占していて、LCC(ローコストキャリア/格安航空会社)などが全然参入できないじゃないですか。インドネシアなんかはLCCがたくさんあって低価格化しているんですけど、日本ではそれがない。それは日本のLCCの部分を高速バスが吸収してるからじゃないかって思っているんです。

町野 なるほど。

堀江 そのWILLERが最近、丹後鉄道の運営を始めたんですけど、考え方がすごく面白い。丹後鉄道の沿線には40万人くらいが住んでいて、1年に一人1回乗ってくれればペイするらしいんです。で、そのためにどうしたかというと「とにかく運行本数を増やす」と。

隅本 へー。

堀江 過疎地の公共交通は人が乗らないと運行本数を減らしていきますよね。採算が取れなくなるので。で、本数を減らすと不便になるから住民はどんどん乗らなくなっていく。そういう悪循環に陥るんです。でも、そこを我慢して最初は空気を運んでもいいから本数を増やす。すると「いつでも乗れる」「便利だ」と住民は感じるようになり、最終的に鉄道を利用するようになる。

 

町野 ああ。

堀江 フランスの都市部のバスやトラムなんかは10分間隔くらいで走っていていますよね。停留所には「あと何分できます」という表示が出ている。長時間待たずに乗れるので、みんな公共交通機関を利用するようになるんです。それと同じ考え方です。そして、本数を増やして利便性を高めるためには、僕は自動運転は必須だと考えているんです。

 

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Photograph/Edit=柚木大介 Text=村上隆保